メタバースはどうやって作る?制作・開発の流れや必要スキル、おすすめ制作会社を紹介
2024.01.18
この記事は、
「メタバースの作り方を知りたい」
「オリジナルのメタバースを作ってみたいけれど、自分でできるの?」
こんな思いをお持ちの方に向けて、メタバースの基礎知識や作り方、外注する際のフローや注意点を解説いたします。
▼目次
メタバースとは
メタバースの基礎知識
もともと「メタバース」は、米国のSF作家Neal Stephensonの小説『スノウ・クラッシュ』(1992年)に登場する、インターネット上の仮想世界を指す言葉でした。現在では一般的に「仮想空間を用いたサービスの総称」のことを指し、明確な定義はなく様々な種類のものがあります。
メタバースは「アバター」と呼ばれる自分の分身を用いて仮想空間内を自由に移動し、アバターを通じて様々な人と自由に交流できるのが大きな特徴です。
例えば他のユーザーとチャットを通じてコミュニケーションを取ったり、一緒に協力しながら仮想世界を創造(共創)したり、現実世界のようなイベントを楽しんだりできます。
メタバースの作り方
メタバースは自分で作成する場合と他社に依頼する場合の2パターン考えられます。まずは、自社で作成する場合の作り方を見ていきましょう。
自社で作成する場合の作り方
STEP1.課題と活用目的の整理
メタバースを構築するなら、最初のステップとして自社の経営課題を明確にして、メタバースをどのように活用できるか整理してみましょう。一口にメタバースといっても非常に幅が広く、機能も様々なものがあります。目的が明確でないと、具体的な施策に落とし込めません。
そもそも、メタバースは手段であって目的ではないことを理解しましょう。個人的な趣味の範囲ならばメタバース制作そのものが目的でも問題ありませんが、ビジネス活用の場合、メタバースありきの発想は危険です。メタバースが不要な領域に使ってしてしまったり、その場限りの施策に終わったりする可能性があるからです。
そうではなく、「課題は何で、メタバースはその解決手段としてベストなのか?」「経営・事業上の目標をメタバースによってどのように達成できるのか?」という視点で、具体的な目的を検討・決定することが重要です。
また、目的が明確になることでメタバースの世界観をどうするか、人数設定をどうするかなどの具体的な空間計画を立てることができます。商用目的で運用する際は既に実施している施策も考慮しながら包括的な収益化の計画も見据える必要があるでしょう。長期的に続くメタバースになるよう、しっかりと目的を定めましょう。
STEP2.:目標を定める
次に、どのような成果を目標とするのかを設定します。マーケティング用語で一般的にKPI(重要業績評価指標)と言われるものです。
例えば、集客数向上が目的であれば、メタバースへのアクセス数やユニークユーザ数など。売上アップであれば、コンバージョン数(商品購入や資料請求など)やメタバース経由の売上目標などをKPIとして定めておきます。
STEP3.メタバース空間の設計
メタバース空間の全体像のプランを立てます。
STEP1と2で設定した目的や想定人数に応じて、以下の4点をポイントに考えましょう。
①空間の広さ:街のような広い空間なのか、会議室のような狭い空間なのか、だいたいの広さを決めます。
②行動・導線:STEP1で設定した目的をもとに、利用者に起こしてほしい行動を定めます。合わせて導線も考えましょう。
③必要な機能:マップやチャット、画面の共有、SNSとの連携、ECなど。利用者に起こしてほしい行動から逆算して必要な機能をリストアップしてみましょう。
④配置するアセット:メタバース空間に置くものを考えます。展示会やショップであれば商品の他にブースや什器、ポスターなどでしょうし、ライブイベントであればステージや客席のほかに会場を盛り上げるためのペンライトや装飾など。
また、アバターやアバターが身に付けるアイテムなども考えます。
基本的には空間が広いほど、機能が豊富なほど、配置するものが多いほど、コストがかかりますしハイスペックなPC環境が必要になってきます。
予算感を見る上でも、まずは梅プランとして必要最低限の広さ、機能、配置物を考え、次に希望を全て盛り込んだ松プラン、最後にあいだをとった竹プラン、と3パターンほど考えて予算と照らし合わせてみると良いでしょう。
STEP4.3D素材の作成
メタバース空間や、空間内に配置するものやアバターなど3Dモデルの制作をします。制作にあたって必要となるものは次項で詳しく紹介します。
STEP5.3D素材の配置
出来上がった3D素材をメタバース空間に配置します。アバターの動作設定等もこの段階で行います。
STEP6.プラットフォームに空間をアップロード
3D素材の配置が終わったら、プラットフォームに空間をアップロードして公開すれば完成です。
自社でメタバース制作する場合に必要なもの
メタバース空間の際には、「パソコン」、「編集ソフト」、「知識・スキル」の3つが最低限必要になります。
パソコン
3Dモデリングやリアルタイムレンダリングなど、リソースを大量に消費する作業をスムーズに進めるため一般的なものよりも高いデータ処理能力のPCが求められます。
目安のスペックとして、CPUはRyzen7またはIntel Core i7、メモリは8〜16GB程度、GPUはGeForce RTX 3060以上を推奨します。
編集ソフト
編集ソフトとして代表的なのはUnity、Maya、Blenderです。これらは、アバターやメタバースに配置する3Dモデルの制作、環境の構築などに使用されます。
使用ソフト | 主な役割 | 特徴 | 注意点 | 料金(企業向けの場合) |
Unity | 3Dオブジェクトの配置 | ・大手ゲーム開発企業が採用 ・初心者でも扱いやすい |
オブジェクトを作ることはできない | 年間プラン(月払い)は月額2万4,420円
年間プラン(年払い)は年間26万7,960円 |
Maya | 3Dオブジェクトの作成 | ・高い機能性 ・日本語対応
・公式サポートやトレーニングが充実 |
・メタバース空間への配置はできない
・クオリティの高い3DCG制作にはプログラミング知識が必要 |
1ヵ月契約が3万6,300円
1年契約が28万6,000円 3年契約が85万8,000円 |
Blender | 3Dオブジェクトの作成 | ・多岐にわたる機能 ・オープンソースのため開発コミュニティが活発 | ・メタバース空間への配置はできない ・機能制限やサポート体制の不足 | 無料 (一部有料プラグインあり) |
それぞれのソフトの詳細を見ていきましょう。
Unity(ユニティー)
米国Unity Technology社が提供するUnity (ユニティ)は、現在のメタバース開発で最も使用されているゲーム開発エンジンです。NintendoやSQUARE ENIXも正式採用する本格仕様でありながら、簡単な制作であればプログラミング知識が不要なうえ、世界中の開発者から操作方法などの情報が提供されているため、メタバース制作初心者でも扱いやすいところも人気の理由です。
Unityでは、自作もしくは購入した3Dオブジェクトをダウンロードして配置したり、メタバース空間内のインタラクションの設定ができます。
ただし、Unityでは3Dオブジェクトの配置はできますが作ることはできないため、オブジェクト制作には別のソフトが必要になるのが注意点です。
料金プランは3種あり、
①【Personal】(個人向け):年商10万ドルを超えない場合、無料
②【Plus】(個人向け):年間プラン(月払い)は月額4,840円、年間プラン(年払い)は年間4万8,394円で機能充実
③【Pro】(企業やプロ向け):年間プラン(月払い)は月額2万4,420円、年間プラン(年払い)は年間26万7,960円
となっています。
Maya(マヤ)
Mayaは、米国AutoDesk社が提供する統合型のハイエンド3DCG制作ソフトです。
モデリング・アニメーション・シミュレーション・レンダリングなど3DCG制作に必要なすべての機能が備わっており、映画、CM、ゲームなどあらゆる3DCG制作工程で現在最も使われているソフトの一つです。高い機能性で大手制作スタジオやプロのクリエイターに広く採用されています。日本語対応しており、公式のカスタマーサポートやトレーニングも充実しています。
注意すべきは対応しているプラグインが少ない点です。クオリティの高い3DCGを制作する際は、スクリプトを作るためのプログラミング知識が必要になることを念頭に入れましょう。
利用料は基本的にサブスクリプションとなっており、1 ヵ月契約が3万6,300円、1年契約が28万6,000円、3年契約が85万8,000円です。 使用頻度が低い場合は、従量課金制のオプションも用意されています。
30日間の無料体験版もあるので、使用感などを試してから契約するのも良いでしょう。
Blender(ブレンダー)
オランダの非営利団体Blender Foundation が開発したBlenderは、3Dアートの制作に必要なあらゆるツールを統合したソフトウェアとして知られています。
多岐にわたる機能が搭載されていながら、オープンソースの3Dコンテンツ作成スイートとして、一部の高度な機能やプラグインを除いて誰でも無料で利用できることから個人や学生、中小企業など幅広いユーザー層に支持されています。また、コミュニティが非常に活発で、チュートリアルが提供されているのも魅力の一つです。メタバースで必須になるアバターの多くもBlenderで制作されています。
一方で注意すべき点は機能制限やサポート体制の不足。自身のニーズや目的に合わせて慎重に検討することが重要です。
また、Blenderでは3Dオブジェクトの制作は出来ますが、メタバース空間に配置はできないため上記で紹介したUnityを経由する必要があります。
知識・スキル
上記のソフトウェアを使うためには高度な知識と技術が求められます。具体的にはプログラミング言語、3DCG、グラフィックデザイン、ゲーム開発、ネットワーク、セキュリティなど幅広い専門知識とスキルが必要になってきます。
プラン通りのメタバースを効率的に構築したいのであれば、自身でこのような知識とスキルを身につけるか、各分野のエキスパートと協力して制作を進めることが成功のカギとなります。
VRヘッドセット(VRゴーグル)
必須ではないものの、メタバース空間の動作確認のためVRヘッドセットもあると便利です。
各社からVRヘッドセットが販売されていますが、メタバースに適したMeta Queat やHTC Vive Pro 2などがおすすめです。
他社に制作を依頼する場合
幅広い専門知識やスキルを要するメタバースは、自社で制作となると多くの時間と人的コストがかかります。プロフェッショナルに任せることで時間と労力を節約でき、予算を有効活用できます。
さらに、自社内では思いつかなかった多彩なアイディアやノウハウを提案してもらえることもあります。また目的を達成するだけでなく、想定以上のメタバース空間の完成に繋がる可能性もあります。
そのため、メタバースを作る際は自分で作るよりも外注をおすすめします。
ここからは、メタバースを外注する際のポイントを解説します。
メタバースを外注する際のポイント
1.課題と活用目的の整理、KPIの設定
「自社で制作する場合の作り方」項のSTEP1、2と同様となります。
まずは課題と活用目的をしっかりと整理し、KPIを定めておけば、メタバース制作会社を絞り込みやすくなりますし、自社の目的に合った技術やサービスを提案してもらいやすくなるでしょう。
2.メタバース空間の設計
「自社で制作する場合の作り方」項のSTEP3.と同様、メタバース空間の全体像のプランを立てます。
※外注先によってはプランニングから考えてくれる企業もあります。プランニング費は有償の場合がほとんどですので、予算に応じて相談してみましょう。
3.信頼できるパートナーを選ぶ
他社に制作を依頼する際、最も重要となるのがパートナー企業の選定です。
選定基準としては、
①強みや対応可能なサービス
②実績と経験
③費用・納期
これら3つがポイントになります。これらを軸として絞り込んでいくと、自社に合った制作会社の候補を効率的にリストアップできます。
①強み・対応可能なサービス
その企業がどの分野に強みを持っているのか、メタバース制作のどの工程が対応可能なのかを確認しておきましょう。CG制作やプログラミングのみを請け負っている企業もあれば、課題に寄り添って企画・構想の立案から制作・システム構築、さらに運用・保守まで一気通貫で対応している企業もあります。
また、営業対応のみで実際の制作・運用はパートナー企業に外注しており、技術的な相談を直接することが難しい会社もあるので、対応可能なサービスを聞く際にどのような体制なのかを合わせて確認することも大切です。
当該制作会社のメタバース以外の事業や母体となる企業にも注目してみましょう。メタバースの他にCG全般の制作も請け負うような企業、広告代理店が母体の企業、ゲーム制作会社から派生した企業など、当該企業の事業全般と背景を知ることによって得意分野やグループシナジーの可能性を推し量ることが出来ます。
自社が依頼したい業務、サポートを受けたい内容を整理しておき、企業に問い合わせる際に伝えて、自社に合った外注先を選んでいくとよいでしょう。
②実績・経験
これまでに制作したメタバース事例や、どんな企業に納品したかなどを確認しましょう。求めるイメージに近い実績があれば、自社の求めるクオリティ・スペックに近いメタバースの開発が期待できます。例えばバーチャルショップ開発の経験が豊富、バーチャル会議室の制作多数など、どのようなメタバース形態が得意なのかも実績が語ります。
過去にどのようなクライアントと取引してきたかも、その信頼性と専門性を示す重要な指標となります。当該企業のメタバースに実際に入ってみてユーザー目線で使用感を確かめるのも良いでしょう。
③費用・納期
予算や制作期間が決まっている場合は、目的や必要な機能等と共に制作会社に伝えて交渉したほうが効率的です。というのも、新興分野であり変化・進化のめざましいメタバース分野においては、依頼内容によって費用や納期が大きく変わるからです。制作会社のWebサイトやパンフレットに提示されているプランは目安であり、クライアントごとにカスタマイズされていくことも多いのです。ですので、同条件で複数の会社から相見積もりをとり、自社に合うパートナーを絞り込んでいきましょう。
おススメのメタバース関連企業12選
メタバース関連企業は大きく分けて2種類あります。一つはメタバースプラットフォームを提供・運営している企業。既にある程度の枠組みは出来上がっているところに、自社が実施したいアクションアイテムや機能、自社商品などを組み込んでいくことになります。
もう一つは、メタバース制作会社。一からオリジナルのメタバースを構築する、あるいはFortniteやRobloxなど既存のプラットフォームに独自のメタバースを構築したい場合に依頼することになります。
ここからは、日本国内の代表的なメタバースプラットフォーム提供会社やメタバース制作会社についてご紹介します。
メタバースプラットフォーム提供企業
1.クラスター株式会社
クラスター株式会社は、日本最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」を運営しています。ユーザー同士の交流を重視しており、さまざまなワールドが展開されています。ヘッドマウントディスプレイなどのVR専用機器がなくても、普段使っているPCやスマートフォンから、ブラウザビューで無料で始められる点が人気の理由の1つです。
代表的なワールドは渋谷区公認の「バーチャル渋谷」で、コロナ禍で始まり2023年に4回目の開催を迎えた「バーチャルハロウィン 2023」は、述べ150万人を動員する巨大イベントとなりました。
2.株式会社HIKKY
(Virtual Market プロモーションムービー)
株式会社HIKKYは、世界規模の展示即売会である「バーチャルマーケット」の運営を毎年夏と冬に手掛け、多くの大企業が出展しています。
バーチャルマーケットの強みは新規顧客の開拓です。毎回100万人規模での集客があるため、バーチャルマーケットに出展することで、新規顧客にリーチできるでしょう。
また、フルオーダーメイドでメタバースイベントをプロデュースしている点ため、業界業種ジャンルを問わず幅広い事業で集客や販促に役立てることができます。
3.凸版印刷株式会社
(画像:凸版印刷プレスリリースより)
凸版印刷株式会社はメタバースサービス基盤「MiraVerse®」とデジタルツイン型メタバースサービス「デジタルツイン・ワールドトリップ®」を提供しています。
MiraVerse®の強みは現実の再現性です。インテリアであればその質感まで表現します。色や質感が重視される住宅展示場や美術館などに向いています。商談や共同作業などにも活用できます。またビジネス利用で気になる安全面にもしっかり対応。アバターの本人確認や、アバターとメタバース間のセキュア連携機能を提供します。これにより、なりすましを防止し、信頼できる相手との安全/安心なやり取りを実現します。
デジタルツイン・ワールドトリップ®は現地を再現したフォトリアルな仮想空間と、仮想空間のみでは再現できない部分をリアルタイムで中継するシステムを組み合わせています。リアルな施設の魅力を伝えることを強みとしており、工場見学や不動産内見、文化遺産、観光名所めぐりに利用するのに向いています。
4.REALITY株式会社
(REALITY 紹介動画)
REALITYは、「REALITY」は、スマートフォン1つで自分だけのオリジナルアバターを作成し、ライブ配信による交流からゲームまで楽しめるコミュニケーションプラットフォームです。アバターは、スマートフォンのカメラに写ったライブ配信者の顔の角度や唇、まぶたの動きに合わせて表情を変えるため非常にリアルなのが特長です。
2023年11月にはアプリの全世界ダウンロード数が1,500万を突破しました。また2023年10月時点の海外ユーザー比率が約8割となっており、Z世代の若年層を中心とする世界中のユーザーに利用され、グローバルメタバースプラットフォームとして成長を続けています。
5.株式会社Synamon
(SYNMN PV)
株式会社Synamonはファンマーケティング向けメタバースプラットフォームの「SYNMN」を提供しています。
ユーザーのファン化やコミュニティの活性化を促進。Z世代やデジタルネイティブ層のファン・ユーザーを対象に、推し活やコミュニティ作りを促進し、マルチデバイスでIPやブランドの3D空間を楽しめます。
メタバースの特性を活かして、ユーザーを巻き込んだ体験構築が実現可能です。
6.monoAI technology株式会社
(XR CLOUD 紹介動画)
monoAI technology株式会社はメタバースプラットフォームの「XR CLOUD」を提供しています。講演会や展示会、バーチャルツアーなどさまざまな用途で利用することができます。
XR CLOUDの強みは、同時接続人数。数万人規模の同時接続が可能なため、大きなイベントなどを開催するのに向いているプラットフォームといえるでしょう。双方向での音声コミュニケーションが可能で、バーチャル空間上で積極的に情報交換や⼈との交流ができます。
7.株式会社ambr
(TOKYO GAME SHOW VR 2022 by DENTSU & ambr)
株式会社ambrは法人向けメタバース構築プラットフォーム「xambr(クロスアンバー)」を提供しています。
TOKYO GAME SHOW VR 2022の仮想空間の基盤で「xambr v2」が採用されました。多人数向けの仮想空間に必須となる標準機能を搭載し、Oculus Quest 2を含むVR及びPCのマルチデバイス対応しています。
拡張性が高く、プロジェクト毎にカスタマイズすることが出来ます。
8. ZIKU(ジクウ)
ジクウはメタバースで対話できるオンラインイベントプラットフォーム[ZIKU]を提供しています。喧噪音や足音などの効果音で没入感を演出し、リアルイベントのような臨場感のあるオンラインイベントを実現しています。出展ブースではチャットや音声でリアルタイムに接客ができ、商談獲得率アップにつながります。豊富なブースのバリエーションからお好みのブースタイプを選択するだけなのでCG制作は不要、簡単に、低予算で、メタバースイベントを開催可能です。
また、来場者の行動履歴を閲覧できるため、イベント終了後の来場者フォローや商談機会の創出が可能です。
メタバース制作に強い日本の制作会社
1. newtrace株式会社
(newtrace制作「志摩スペイン村 Running of the Bulls」 on Roblox)
newtrace株式会社は月間2億6千万人以上がプレイする没入型ソーシャルプラットフォーム「Roblox(ロブロックス)」のパートナーカンパニーです。
長年の建築CGパース制作で培った精微な3DCG制作技術と空間演出力および再現力が強みで、国や地方自治体、BtoBメーカーのワールド制作実績が豊富。2022年には三重県の志摩スペイン村をRoblox上に再現、2023年にはRobloxにおける国内初のVTuberバーチャルライブに制作協力するなど、クライアントに寄り添った開発を精力的に行っています。
3DアバターやアイテムもRobloxに最適化されたクオリティで制作できます。
若年層向けのブランド体験やマーケティング、長期的な顧客エンゲージメントを構築したい場合に最適です。
2023年6月には大日本印刷(DNP)との業務提携を発表しました。アニメ・マンガ・ゲーム等のIPホルダーとの関係が深く、リアルとバーチャル、モノづくりとサービスのハイブリッドな強みを有するDNPと提携し、Roblox上での各種エンターテインメント企画の立案・運営やデジタルアイテムの提供・販売等を展開していく予定です。
▶地方創生とインバウンド需要喚起へー「志摩スペイン村」の実例を見てみる!
2.株式会社Urth
株式会社Urthはメタバースサービスの「V-air」を提供しています。「既存顧客のためのファンベースを作りたい」「Z世代の顧客と交流したい」「ECサイトの売上が好調なので、新しい施策に挑戦したい」などの課題を持っている企業に最適のサービスです。
導入の手軽さ、コンテンツに目が行く設計、集客や効果把握に役立つ管理画面、オリジナルアバター・イベント用機能が特徴です。
3.株式会社Gugenka
株式会社Gugenkaは世界最大級のメタバースプラットフォーム「VRChat」の公式パートナーです。法人契約の代行をしており、メタバース空間の制作から演出、プロデュースだけでなく、有料チケットの販売、広告展開、アバター利用などをサポートしています。
4.V-expo(ブイエキスポ)
ブイエキスポは、レンタルスペースの1つです。音声通話機能やチャット機能など、コミュニケーションをスムーズにできる機能が備わっています。
セミナー・交流・展示場・学会など7つの開催タイプから、開催したいイベントに合わせて使用でき、利用者数に応じて会場を選べます。
また、メタバースを初めて利用する企業でも安心して使えるよう、サポート体制が充実していることもポイントです。
まとめ
メタバースは自社で作る場合、6ステップで作成することができます。ただし、その作業は高い専門性と技術が幅広い分野に求められ、制作期間やクオリティなどはメタバースを作成する人材によって大きく左右されます。
一方で、他社に依頼をすれば時間と労力を抑えながら予算を有効活用でき、一定クオリティ以上のメタバースが比較的短期間で作ることが出来ます。
ただ、いずれの場合もどんな目的でメタバースを作るのか、何を目標に定めるのかを最初にしっかりと確認ことが大切です。それにより、最後まで軸がぶれることなく、目的を達成するためのメタバースを作成することが可能です。
\弊社newtraceではRobloxでのメタバース制作を承っております/
Roblox社のパートナーカンパニーとして様々な企業のメタバース化の実現のお手伝いをしております。
「コンテンツの企画・制作」から「アバターやアイテム作成」「仮想空間やデジタルツインとして現実の空間」を再現する空間制作も幅広く承っております。
当社の強みである精微な3DCG制作技術と空間演出力で、Robloxでの企画・制作・公開までお客様のご要望に寄り添い、様々な可能性のご提案をいたします。
もし、メタバースやデジタルコンテンツの計画をご検討されておりましたら、一度お気軽にご相談ください。