CG制作の費用相場を解説!料金内訳とコストを抑える方法
2026.06.17

CGは、商品のプロモーションや立体的な空間づくりに欠かせません。
しかし、CG制作を外注する際の費用感が分からず、予算組みに不安を感じる担当者も多いのではないでしょうか。
本記事では、静止画や映像など種類別の相場から、費用が決まる理由、コストを抑える方法まで網羅的に解説します。
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CG制作の費用相場はいくら?種類別の料金目安

CG制作の費用は、作るものの種類や用途、求められるクオリティによって大きく変動します。
まずは全体像を整理した比較表を作成しました。
それぞれの目安を確認してみましょう。
| CGの種類 | 費用の目安 | 主な用途 |
|---|---|---|
| CG静止画 | 5万円以上(1枚) | 建築パース、製品カタログ |
| CGアニメ・動画 | 30万円以上(1分) | 製品紹介、マニュアル |
| CM・テレビ番組向け | 100万~500万円以上(1本) | テレビ広告、番組演出 |
| 商品紹介・PR動画 | 30万~200万円(1本) | Webサイト、展示会 |
| ゲーム・AR/VR用モデル | 5万~50万円以上(1体) | ゲーム、Roblox、VR空間 |
このように、静止画と動画では作業工程が異なるため、料金も大きく変わります。
種類別の詳しい相場について、次の見出しから詳しく説明していきます。
CG静止画の価格相場(1枚・1アングルあたり)
CG静止画の費用相場は、1枚あたり5万円から30万円程度が一般的な目安です。
製品のシンプルな外観図であれば比較的安価ですが、建築パースのように背景までリアルに描く場合は高くなります。
光の当たり方や質感の表現にこだわるほど、デザイナーの作業時間が増えて費用が上がります。
パンフレットやWebサイトで使う場合は、必要な枚数やアングル数を事前に絞り込んでおくことが大切です。
CGアニメ・動画の制作費相場(1分あたり)
CGアニメーションや動画の制作費は、1分あたり20万円から100万円以上と幅があります。
立体的なキャラクターや製品を滑らかに動かすためには、高度な技術と多くの時間が必要だからです。
登場するキャラクターの数や、背景がどれだけ細かく変化するかによっても料金は変動します。
シンプルな図形の動きであれば費用を抑えられますが、実写のような動きを求めると高額になります。
CM・テレビ番組向けCG動画の制作費
CMやテレビ番組向けのCG動画は、1本あたり100万円から500万円以上になるケースが多いです。
大画面での視聴に耐えられるだけの圧倒的なクオリティと、特殊な視覚効果が求められるためです。
また、テレビ業界のスケジュールに合わせて、短い期間で急いで制作しなければならないことも理由に挙げられます。
短納期での依頼はスタッフを増員する必要があるため、その分だけ料金が上乗せされやすくなります。
商品紹介・PR動画向けCG制作の費用
Webサイトや展示会で使う商品紹介・PR動画向けのCG費用は、30万円から200万円程度です。
商品の内部構造を透かして見せたり、機能の強みを分かりやすく伝えたりする目的でよく使われます。
購買意欲を刺激するためには、商品の素材感が本物そっくりに見えるような高品質な表現が不可欠です。
演出の複雑さによって金額が変わるため、自社が表現したいレベルを明確にしておく必要があります。
ゲーム・AR/VR用3DCGモデルの料金
ゲームやAR、VR空間で使う3DCGモデルの制作料金は、1体あたり5万円から50万円以上です。
キャラクターの形状を表すポリゴンの数や、表面の質感を決めるテクスチャの品質で料金が変わります。
例えば、人気のバーチャル空間であるRoblox向けのアイテム制作なども、この中に含まれるでしょう。
立体物の形が複雑で、さらに細かな装飾や色付けが必要なものほど、作業量に比例して費用が上がります。
関連記事:Roblox(ロブロックス)とは?海外のデジタルマーケティングも注目のゲームプラットフォーム
CG制作の予算がかかる理由は?費用が決まる5つの内訳

CG制作の費用が高くなるのは、専門的な技術を持つクリエイターが多くの工程を手作業で行うためです。
見積書に記載される主な5つの内訳について、全体像をまとめた表を作成しました。
| 費用の内訳 | 主な作業内容 | 費用が変動する要因 |
|---|---|---|
| ①企画・構成費 | 構成案、絵コンテの作成 | 演出の複雑さ、打ち合わせ回数 |
| ②モデリング費 | 3Dの形状データ作成 | 形状の複雑さ、装飾の多さ |
| ③アニメーション費 | 骨組みの設定、動きの付与 | 動きの滑らかさ、登場キャラクター数 |
| ④レンダリング費 | 画像・映像の出力、合成 | データの重さ、画質の高さ |
| ⑤修正・調整費 | 納品前の手直し、BGM追加 | 修正の回数、音源のクオリティ |
全体の予算感は、これらの工程がどれだけ複雑になるかで決まっていきます。
ここからは、それぞれの内訳がどのような作業内容なのか、詳しく解説していきます。
①企画・構成費(ディレクション)
企画・構成費は、どのようなCGを作るかという設計図を作るための費用で、全体の10%から20%ほどを占めます。
クライアントへのヒアリングをもとに、全体のストーリーや画面のイメージを絵コンテに落とし込みます。
プロジェクト全体を管理するディレクション費用も、この企画構成費に含まれることが一般的です。
この段階で完成イメージをしっかり固めておくことが、その後の作業をスムーズに進める鍵となります。
②モデリング費
モデリング費は、パソコンの中に立体的な形状データを新しく作り出すための作業費用です。
立方体や球体を組み合わせて、製品やキャラクターの形を三次元で組み立てていきます。
形が複雑なものや、表面の細かいシワ、金属の光沢などをリアルに表現するほど、多くの時間がかかります。
ゼロから形を作るため、制作する対象のデザインが複雑であるほど、モデリング費用は高くなります。
関連記事:media 魅力的なCGキャラクター作成法:モデリングのコツと活用事例を紹介
③アニメーション・リギング費
アニメーション・リギング費は、作った3Dモデルに動きを付けるための費用です。
まず、モデルを人間のように動かすための関節や骨組みを設定する「リギング」という作業を行います。
その後に、歩く、走る、製品が回転するといった具体的な動きのデータを1コマずつ付けていきます。
髪の毛や服の揺れ、生き物のような滑らかな動きを再現するには、高度な技術と時間が必要です。
④レンダリング・コンポジット費(仕上げ)
レンダリング・コンポジット費は、作成した3Dデータに色や光の効果を計算させて、画像や映像として出力する費用です。
高画質な映像を作るにはパソコンに大きな負荷がかかり、出力完了までに何日もかかる場合があります。
コンポジットとは、出力したCG素材と実写映像や背景の画像をきれいに合成する仕上げの作業です。
この最終出力と合成の工程があるため、映像の長さや画質に応じてコストが発生することになります。
⑤修正・調整費とその他費用
修正・調整費は、完成前のチェックで発生した手直しに対応するための費用です。
あらかじめ見積もりに含まれる修正回数を超えると、追加料金が発生する可能性が高くなります。
その他にも、映像に合わせるBGMや効果音の費用、ナレーターの起用費などがここに加わります。
後からの追加予算を防ぐためにも、修正が何回まで無料なのか、事前に細かく取り決めておきましょう。
CG制作の費用を賢く抑える5つのポイント

CG制作は工夫次第で、クオリティを落とさずに費用を大幅に抑えることが可能です。
発注側の事前の準備や工夫によって、無駄な作業時間を減らせるためです。
具体的な5つのポイントを順番に紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
依頼内容と目的を明確にする
まずは、CGを制作する目的と、誰に見せたいのかというターゲットを明確にしましょう。
目的が曖昧なまま発注すると、制作会社との間で何度もやり直しが発生し、追加費用がかさみます。
また、必要以上に豪華なクオリティを求めてしまい、オーバースペックになることも防げます。
自社の課題を解決するために最低限必要な表現を絞り込むことが、最大のコスト削減につながるでしょう。
参考資料(イメージに近い画像・動画)を用意する
打ち合わせの段階で、自社の理想に近い既存の画像や動画の参考資料を必ず用意してください。
言葉だけで「かっこいい映像」「明るい雰囲気」と伝えても、人によってイメージが異なるからです。
具体的な参考資料があれば、制作会社と完成イメージを最初の段階で正しく共有できます。
認識のズレがなくなることで無駄な作り直しがなくなり、結果として制作費を抑えられます。
既存の3Dモデルやアセットを活用する
すべての3Dモデルをゼロから自作するのではなく、既存の素材データ(アセット)を活用しましょう。
世の中には、椅子や机、車、自然の背景など、市販されている高品質な3D素材がたくさんあります。
これらを購入して組み合わせれば、モデリングにかかる時間と人件費を大幅に削減できます。
こだわりたい主役の製品だけを特注で作るようにすれば、賢く予算を抑えられるでしょう。
修正依頼はまとめて具体的に指示する
制作会社から進捗の確認や初稿が届いた際、修正の要望は箇条書きなどで1回にまとめて伝えてください。
「ここを直して、やっぱりあっちも直して」とバラバラに伝えると、その都度作業がストップします。
また、「もっとおしゃれに」ではなく「色を少し明るくしてほしい」と具体的に書くのがコツです。
修正の回数自体を減らすことで、スケジュールが遅れる心配もなくなり、追加費用の発生を防げます。
複数のCG制作会社から相見積もりを取る
見積もりを依頼する際は、複数の制作会社から相見積もりを取るようにしてください。
1社だけでは、提示された金額が一般的な相場に対して適正なのかどうかを判断できないためです。
金額だけでなく、過去の実績や担当者の対応の丁寧さも一緒に比較することが大切です。
自社の予算に合い、かつ信頼して任せられる会社を見つけるために、複数社の提案を並べて検討しましょう。
失敗しないCG制作会社の選び方

CG制作会社は数多く存在するため、自社に最適な依頼先を選ぶことが成功への近道となります。
仕上がりだけでなく、今後の運用まで視野に入れて検討することが大切です。
依頼先の種類や得意分野などの視点から、選び方の基準を整理していきましょう。
依頼先の種類で選ぶ(CG制作会社・フリーランス)
依頼先は、大きく分けて法人である「3DCG制作会社」と、個人で活動する「フリーランス」があります。
それぞれの特徴を比較表にまとめました。
| 依頼先 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| CG制作会社 | チーム体制で品質が安定、大規模案件も安心 | 組織で動くため費用が比較的高め |
| フリーランス | 人件費が抑えられ、低予算でも柔軟に対応可能 | 人によって技術の差があり、体調不良等による納期遅延のリスクもある |
大きなプロモーションや、納期を絶対に遅らせられない案件は制作会社に頼むのが無難です。
予算が限られており、シンプルな部分的なパーツのみを作りたい場合は、フリーランスも選択肢に入ります。
実績・得意分野で選ぶ
制作会社のWebサイトに掲載されている、過去の実績やポートフォリオを必ず確認してください。
CG制作会社によって、車のメカニックが得意な会社もあれば、可愛いキャラクターが得意な会社もあります。
自社が作りたいものと似たジャンルの実績が豊富であれば、ノウハウがあるためスムーズに進行します。
クオリティのミスマッチを防ぐためにも、得意な表現や業界の実績をしっかり見極めましょう。
対応範囲・サポート体制で選ぶ
見積もりの中に、どの範囲までの作業が含まれているのかを確認することも重要です。
企画の提案から一緒に考えてくれるのか、指示通りの形を作るだけの作業なのかで役割が変わります。
また、納品した後にデータの不具合が見つかった場合のサポート体制についても聞いておきましょう。
特に長期的なキャンペーンで使うデータの場合は、後からの微調整に対応してくれる会社が安心です。
見積もりの明確さ・担当者との相性で選ぶ
提示された見積書の項目が、「CG制作一式」のように大雑把にまとめられていないか確認してください。
モデリング費やレンダリング費などが細かく分かれている見積もりは、誠実で信頼できる証拠です。
また、こちらの質問に対して分かりやすい言葉で丁寧に説明してくれる担当者かどうかも大切です。
専門用語ばかりを使わず、親身になって相談に乗ってくれる担当者となら、プロジェクトも成功しやすいでしょう。
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まとめ

CG制作の費用相場は、静止画か動画か、また求めるクオリティによって数十万円から数百万円まで大きく変わります。
予算を賢く抑えるためには、事前の目的設定や、具体的な参考資料の準備がとても効果的です。
自社のプロモーションを成功させるために、まずは複数の会社に相談して相場感を掴んでみてください。
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