10周年パーティと「七味五悦三会」

2019.11.06

どうも。こんにちは。スペースラボの平均年齢を上げているです。

先日は当社スペースラボ会社設立10周年パーティに
多くの皆様にお運びいただきました。
ありがとうございます。

 

さて、ハロウィンも終わり、いよいよ年末です。

えっ?! 気が早すぎる? いえいえ。12月はまばたき1回している間に終わってしまうことを考えれば
11月に入った今こそ年末を感じ、年越しに備えるとき。
(事実、私は昨日、クリスマスツリーを出す方々、年末の大掃除を先取りして、自宅のリビングのレイアウト変更を行いました)
2019年どんな思い出が皆様の胸に刻まれたことでしょう?

ここは年長者らしく、古臭い・・・ いえいえ「古式ゆかしい」話を一つ。

「七味五悦三会(しちみ・ごえつ・さんえ)」

この言葉をご存知でしょうか?
江戸時代。大晦日。家族が集まり、除夜の鐘をききながら

その年1年の

今年食べた美味しかったもの7つ
今年経験した嬉しかったこと5つ

今年の素敵な出会い3つ

を順番に話していく庶民の風習があったそうです。

7つ、5つ、3つの全部を言えたら
良い年だったね
全部言えなかったら、
来年こそは全部言える一年にしようと

言葉を掛け合ったそうです。

時が過ぎゆくなかで
一年を振り返りながらお互いが
お互いの身に起きたことを開示しながら

お互いに承認していく。

テレビもない。ラジオもない。もちろんメールも電話もネットもない時代。
こんな素朴で温かみある昔の話を聞くと、とかく私たちは
物が溢れ、情報が溢れ、目まぐるしく変化していく今の時代と比較して、
失われた風習を称賛し、現在を否定的に見がちですが、

実はこれってSNSでやってることと変わらないのでは?

美味しかったランチ
楽しかった出来事
きれい風景
会ったことない人にも「いいね」をしてプラスのストロークでつながる人々

人の心が求めるものの本質は今も昔も変わらないということなのでしょうね。

除夜の鐘を聞きながら
家族が向き合っての
この風習と現代のSNSの違いは

同じ空間で同じ時を過ごすという点でしょうか。

テクノロジーは私たちから時間と空間の縛りを弛め

「どこに居ても」と「いつでも」を可能にしてくれます。

そんな時代の中にあって、
このたびは当社の10周年パーティにお越しいただき
同じ場所で、同じ時間を、
そして同じ食べ物、同じ飲み物を共にしてくださいました皆様

本当にありがとうございます。

 

引き続きスペースラボの応援、宜しくお願い致します。