VR制作は自社制作できる?必要な技術、流れ、VR制作会社について解説
2025.12.22

VRはゲームをはじめとしたエンターテインメントの分野でも活用されていますが、広告や医療、教育などでも活用されており、ビジネスへの活用範囲も広がっています。
VRコンテンツを制作することで自社のビジネスに活用できますが、VRは自社で作成可能なのでしょうか?
本記事では、VR制作に必要な技術、制作の流れ、自社制作が可能かについて解説します。
また、高品質なVRコンテンツを制作可能な制作会社についても紹介します。
VR(Virtual Reality)とは

VRとは、日本語で「仮想現実」と訳される技術です。
専用のゴーグル型のデバイスを装着することで、実際に仮想現実空間にいるかのような高い没入感が得られます。
近年では、空間内を自由に移動したり、空間内で物を動かしたりと「見る」だけだったのが「触れる」という新たな要素も加わり、さらに没入感が高まっています。
VRには、「視聴型」と「参加型」の2つのタイプがあります。
視聴型は映像を見ることに特化しており、学校などの教育機関で教育や研修などに活用されています。
もう1つの「参加型」は仮想現実の空間内を移動したり、モノに触れることができるため、ゲーム分野で有効ですが、そのほかにも観光や不動産など、ビジネスシーンでの活用にも有効とされており、今技術が発展することで、今以上に没入感が高い体験ができると考えられています。
VRでできること
ご紹介したようにVRはさまざまな分野で活用が進められています。
参加型では医療や製造業の分野で、模擬手術や製造工程を仮想空間で体験できます。
現実と同じ環境を作り出すことで、より実践に近い体験ができるため、使用者の技術の向上が期待できます。
このほかには商品やサービスを仮想空間に再現することで、消費者に自社製品やサービスへの理解を深めてもらい購買意欲を高めることや、仮想空間にオフィスを構築して、物理的な距離に関係なく、関係者全員が会議に参加できる環境の構築は、すでに実用化されています。
このようにVRは発想次第で、非常に高い可能性を秘めています。
VR制作に必要な技術

VR制作に必要な技術とツールを解説します。
VR制作ソフト
VR制作ソフトの特徴は以下の通りです。
3Dモデリング
3Dモデリングは、仮想空間に立体的なオブジェクトを構築する工程です。
主なツールにBlender、Maya、3ds Maxがあります。
Blenderは無料で使用できて多機能なため、非常に便利なソフトです。
Maya、3ds Maxはプロ向けのツールで、緻密なモデリングが可能です。
テクスチャリング
オブジェクトに質感や色を与えるのがテクスチャリングです。
オブジェクトに本物のような質感があることで、没入感が高まります。
Substance Painterが、よく使用されるツールです。
アニメーション
動きを作るには、アニメーション技術が不可欠です。
Maya、Blenderなどが使用されます。
なめらかな動きや大胆な動きを表現できるかが、リアリティを感じさせる重要な要素です。
プログラミング言語
プログラミング言語は、C++やC#などが一般的です。
VR制作の主要なプラットフォームとして、UnityとUnreal Engineの2つのゲームエンジンが使用されます。
Unityは3D・2D開発に対応し、直感的な操作が特徴で、主にC#でプログラムを記述します。
Unreal Engineはグラフィック性能に優れ、主にC++でプログラムを記述します。
どちらも無料で使用可能です。
VR制作の流れ

VR制作の流れは以下の通りです。
企画
VR制作で最初にすべきことは企画です。
何を伝えたいのか、どのような体験をユーザーに提供したいのかを明確にする必要があります。
VRは360度、自由な視点で仮想空間を見られるため、通常の映像作品とは異なり、どこを見ても意味が理解できるように、オブジェクトの配置や構成などを綿密に計画しなければいけません。
企画段階での計画が不十分だと、「VR体験はできたけど、何を言いたかったのかわからない」ものが出来上がる恐れがあります。
企画は焦らずに時間をかけて作り上げることが重要です。
動画撮影
企画が完成したら撮影に移りますが、実写の場合、360度撮影可能な専用カメラが必要です。
このカメラは撮影スタッフや動画の内容に無関係なものまで映り込みやすいため、撮影現場の調整が必要です。
これに対して、3DCGで製作されるVRは、紹介したVR制作ソフトで制作していきます。
現実の制約を受けずに作成できるため、自由度の高さが魅力ですが、視線や動線などを入念に設計する必要があります。
編集
編集作業も実写と3DCGで工程が異なります。
実写では、「スティッチング」と呼ばれる作業で、360度カメラで撮影した映像をつなぎ合わせて、つなぎ目のない自然な映像へと編集し、音声や色味などの調整を行いVR映像へと仕上げます。
これに対して、3DCGで制作されたVRは、「VR制作に必要な技術」で解説した工程が編集の工程に該当します。
実写・3DCGどちらもVRとして成立させるには専門知識を持つ人材が不可欠です。
VRは自社で制作できる?

VRの自社制作は、自社制作のメリット・デメリットを確認したうえで決定しましょう。
VRを自社制作するメリット
自社制作のメリットは以下の通りです。
コストが抑えられる場合がある
VRに関する知見がある人材、機材などが整っていれば、製作コストを抑えられる可能性があります。
短時間の映像であれば、自社制作の方がコストを抑制できます。
短期間で制作できる
自社制作なら、外注先との打ち合わせなどの手間や調整が不要で、企画から編集までスムーズに進められます。
社内で情報共有して進行できるため、修正などもスムーズに進められるでしょう。
柔軟に対応できる
制作中に内容を変更する必要が生じた場合も、自社制作なら柔軟に対応できます。
シーンの差し替えや追加があっても、外注先との調整作業が不要なので、臨機応変に対応しやすいのも自社制作のメリットです。
VRを自社制作するデメリット
自社制作のデメリットは以下の通りです。
コストがかかりやすい
機材などを、すべてそろえる必要がある場合、初期投資費用が高額になりがちです。
無料で使用できるものもありますが、360度カメラなどは高価なものが多く、レンタル可能でも継続的な費用が発生するため、コストの負担は軽視できません。
専門知識を持つ人材が必要
VR制作に必要な機器やソフトをそろえても、扱える人材とVR全般の専門知識を持つ人材が不可欠です。
人材の育成、必要な人材の採用、どちらにしても人件費が増大します。
クオリティの確保が難しい
VR制作に関するノウハウがない場合、クオリティの確保が難しくなります。
プロモーション目的のVRはクオリティが低いと、企業・ブランドイメージに悪影響を及ぼします。
これはVRを自社制作する一番のデメリットと言えるかもしれません。
おすすめのVR制作会社

VRコンテンツを外注する際、価格だけで判断するのではなく、実績や運用サポート体制など、総合的に判断することが重要です。
ここでは、VRコンテンツ制作に必要な技術と実績を持つ制作会社を紹介します。
newtrace株式会社

newtrace株式会社は、VRコンテンツの企画・制作に関して十分な実績を有しています。
中でも、メタバース空間に構築された巨大ゲーミングプラットフォーム「Roblox」でのゲームやマーケティング企画・制作に強みと実績があります。
このほかにバーチャルショールームや3Dビューワーなど、観光・マーケティング・広告など、数多くの分野のVRコンテンツの企画・制作に実績があり、自治体や民間企業とのコラボ企画も成功しており、企業のブランディングや集客などに貢献しています。
参考:newtrace株式会社
アクチュアル株式会社

アクチュアル株式会社は、360度映像やVR映像の企画・制作・配信までワンストップで提供可能です。
教育・芸術分野での実績がある同社は、それらのノウハウを活用して、企業の広報・採用分野においても実績を残しています。
2018年に設立された若い会社ですが、大手企業や複数の学校法人などに独自のVR映像体験を提供しており、クライアントのニーズに即したVR制作に強みがあります。
参考:アクチュアル株式会社
株式会社ユニモト

1986年に設立された株式会社ユニモトは、長年の映像制作の実績とノウハウを活かして、VR動画制作サービス「ぐるりVR」を提供しています。
企画に重点を置いており独自の調査・分析から、独創性の高いアイデアをクライアントに提案します。
工場見学、不動産紹介、採用・研修、バーチャルツアー、イベントや地域振興など、さまざまな分野に高品質なVR映像を提供しており、クライアントの要望を実現するVR映像制作技術と対応力は高く評価されています。
参考:株式会社ユニモト
まとめ

VRコンテンツを自社で制作できれば、コストを抑え柔軟に対応できます。
しかし、専門知識を持つ人材がいなければ、クオリティ確保は難しく、企業やブランドの価値を損ねる恐れがあります。
人材や他のリソース確保が難しい場合は、VR制作会社への依頼を検討しましょう。
newtrace株式会社は、広告用CG、プロモーション映像、CG制作も手がけており、VRコンテンツの制作実績も豊富です。
VRの活用をお考えなら、ぜひご相談ください。