CG映像を活用するメリット・デメリットやその作り方を解説

2024.09.05

これまで映像作品は実写映像が中心でしたが、CG技術が発展したことでCGだけで描かれたCG映像も増加しています。

CG映像は、実写では表現が難しい映像が作成できるだけでなく、細部にまでこだわった表現ができるため、アニメや映画以外に広告やプロモーションにも活用されています。

今回は、CG映像について活用するメリットとデメリット、主な活用例、CG映像の作り方について解説します。


CG映像について知りたい方、必見の記事です。

CG映像の概要

CG映像の概要について解説します。

そもそもCGとは?

CGとは、computer graphics(コンピューター グラフィックス)の頭文字を取った言葉で、コンピューター上で描かれた図面や画像を指しますが、画像を作成する技術をCGと呼ぶ場合もあります。

初期のCGはワイヤーフレームの表示など簡単なものでしたが、現在は技術の向上によって、現実を撮影した実写映像と見間違えるほど、リアルな描写が可能となりました。

CGの種類

CGは大きく分けて、以下の2種類があります。

2DCG

2DCGは、Two Dimensional Computer Graphics、二次元コンピューターグラフィックスと表します。

2DCGは平面にイラストを描く、一般的なアニメーションなどの描写が可能です。

2DCGは、マウスやペンタブなどを使用してコンピューター上でイラストなどを描くか、紙に描いたイラストをスキャンしてコンピューターに取り込み、デジタル加工することも可能です。

3DCG

3DCGは、Three Dimensional Computer Graphicsの略語で、こちらは三次元コンピューターグラフィックスと表します。

3DCGは縦・横・高さの概念があるので、立体的な表現が可能です。

コンピューター上に仮想空間が作れるので、奥行きのある実写に近いリアルな表現ができるのが3DCGの特徴です。

CG映像とは?

CG映像とは、CGで作成された動画のことです。

上記の2DCGと3DCGを組み合わせ、それぞれの長所を活かして作成します。

動画のすべてをCGで作成することも可能ですが、実写映像と組み合わせる手法もあります。

CG技術は以前と比べると格段に進化しているため、実写とCGの境目が分からない迫力ある映像を作り出すことができます。

CG映像を活用するメリット5選

ここでは、CG映像を活用するメリットを解説します。

実写では難しい表現ができる

実写では表現が難しい表現もCG映像なら可能です。


例えば、その1つに爆発シーンがあります。

現実の世界で、建造物などを爆破するには周辺への安全の確保、爆破後の処理などに時間と費用がかかりますが、CG映像なら事故のリスクがなく、映像が作成できます。

この他に、人体や建物などを半透明にして内部も見えるようにするなど、実写では難しい・不可能に近い表現もできるため、表現の幅が広がります。

細部や実在しないものを表現できる

実在しないものの表現や細部の表現ができるのもCG映像のメリットです。

建物の建設予定地にCG映像で完成した建物を作成する、実物がまだ存在しない新製品をCG映像で作成できます。

ツヤなどの素材の質感、緻密な模様も細部まで表現できるので、新製品の効果的なプロモーションが行えます。

映像の修正がしやすい

CG映像は、修正がしやすいのもメリットです。

実写の場合、撮影後に映像を確認すると不要なものが映りこんでいる、光が明るすぎる・暗すぎるなどの問題があると修正が難しいため、撮り直しますが、そのためには時間と費用がかかります。

しかし、CG映像は不要なものがあれば削除、光の明暗の修正もできるので撮り直す必要がなく、時間と費用が抑えられます。

シーンに合わせた表現ができる

シーンごとに最適な表現ができるのもCG映像のメリットです。

例えば、薬の効能を宣伝する場合、薬が人体のどの部分に効くのか、実写で表現しようとすると生々しい、グロテスクな映像になる恐れがあります。

しかし、CG映像はグロテスクになりやすい部分を誰でも見られるマイルドな表現にできます。


このように目的やシーンに合わせて、最適な表現ができるのはCG映像のメリットです。

費用が抑えられる

実写では撮影場所まで出演者や物資を運ぶ必要があるので、交通費や輸送費が発生します。
しかし、CG映像は背景を作成できるので、移動に必要な費用が抑えられるメリットがあります。

newtraceでは、これらのメリットを活かしたプロモーションや広告用のCG映像の制作を行っており、実績も豊富です。

活用事例や実績に興味がある方は、ぜひお問い合わせページからご相談ください。

>>newtraceへのお問い合わせはこちら

CG映像のデメリット2選

CG映像のデメリットについて解説します。

高度なスキルが必要

ビジネスで通用するレベルのCG映像を作成するには、高度なスキルが必要です。

パソコンスキルの他に動画編集、CG映像の作成に必要なソフトを使いこなせるスキルも必要です。

CG映像のクオリティが低いと、宣伝効果や売上に悪い影響を与えるため、CG映像の作成スキル、ノウハウがない場合は外注するのがおすすめです。

実写よりも制作費と時間がかかる場合がある

CG映像は内容によっては、実写よりも制作費と時間がかかります。

細部までこだわったCG映像を作成しようとすれば、完成までに時間がかかるため、人件費などの費用が増加します。

また、ハイクオリティなCG映像を作成するには、ハイスペックなパソコンやツールが必要です。

これらの費用がかかることも念頭に入れなければいけません。

CG映像の活用例

CG映像の主な活用例として、以下の7つがあります。

アニメ

アニメは、これまでイラストを描いたセル画をパラパラ漫画のように連続して表示させることで、動きを表現していましたが、近年はCG映像が活用されています。

CG映像はセル画よりもリアルな表現ができるだけでなく、制作や修正にかかる時間を短縮できるメリットがあります。

1枚ずつ手書きするセル画と違い、CGは簡単にコピーできるため、作業の効率化が実現できるためです。

背景などはCG、キャラクターはセル画など、併用した作品が制作されています。

ゲーム

ゲームの表現にもCG映像が活用されています。

ゲームエンジンの進化もあり、映像などのクオリティが向上しています。
例えば、太陽などの自然光は時間帯によって光の強さや光が当たる角度、影の伸び方が異なります。

ゲームエンジンの進化で物理計算速度も向上したため、光と影が実写と変わらないリアルな表現が可能となりました。

また、据置型のゲーム機でしか実現できなかったハイクオリティな表現がスマートフォン向けのゲームでも可能となるなど、CG映像の活用の場が広がっています。

映画

映画では数十年前からCG映像が活用されています。

CG映像が活用される理由は、制作費の節約や制作時間の短縮などの目的もありますが、CG技術が発達したことで実写では困難な表現が、CG映像なら表現できるためです。

近年はCG映像だけで作られた映画も多く、これらの映画が興行ランキングの上位に入るのも珍しくありません。

現在は、映画の制作にCG映像の活用が前提となっています。

XR

XRは、CG映像の得意分野と言えるでしょう。

XRの活用法として、ヘッドマウントディスプレイを装着してゲームに使用する他にVR空間にバーチャルショップを作り、そこで商品やサービスを提供して収益化を実現させることが可能です。

医療

医療の世界でもCG映像が活用されています。

手術方法を患者さんに説明するのに、口頭や書面の他にCG映像を使用することで、より分かりやすく患者さんに説明することができます。

この他に学会などで、CG映像の利用も増えています。

医療現場では勘違いが大きなミスにつながります。

分かりやすく表現できるCG映像の活用で、勘違いや認識のズレの抑制に貢献しています。

建築

建築の世界では建造物の完成予想図をCG映像で作成して、依頼者への説明などに使用されています。

平面の設計図やイラストよりも立体的に確認できるCG映像の方が、依頼者は完成した状態を理解しやすくなります。


コンペなどでもCG映像は活用されており、建築の世界でもCG映像が普及しています。

広告デザイン

CG映像は広告デザインでも活用されています。

CG映像はリアルな映像から非現実的な映像まで幅広い表現ができるため、高い宣伝効果が期待できる広告が作成できます。

ターゲットとなる層に向けたインパクトある広告を打ち出せるため、広告デザインでもCG映像が普及しています。

CG映像の作り方

CG映像は自作するか、制作会社に依頼するかの二択です。

ソフトを使って自作する

自作する場合、CGが作成できるソフトを使用します。

映画などで使われるCG映像が作成できる有料のソフトから、無料のソフトまで種類は豊富です。

制作費を抑えたい場合は、無料のソフトでCG映像を作成できますが、ハイクオリティな映像は期待できないでしょう。

また、自作は時間がかかりやすいデメリットがあります。

制作会社に依頼する

CG映像の制作を行っている制作会社に依頼するのが2つ目の方法です。

専門家が作るため、要望に沿ったハイクオリティなCG映像が期待できます。

仕事として依頼するため、当然ですが費用が発生します。

CG映像のクオリティやボリューム、制作会社の規模によっても異なりますが、少なくとも50万円以上はかかると考えましょう。

また、完成には数週間から数カ月かかります。

制作会社に依頼すると、費用と時間はかかりますが高品質なCG映像が期待できるでしょう。

newtraceでも、CG映像の制作に対応しています。
まずは無料のご相談から、お気軽にお問い合わせください。


>>newtraceへのお問い合わせはこちら

まとめ

今回の記事では、CG映像について解説しました。

CG映像は、生活のさまざまなシーンで使われているため、ハイクオリティなCG映像は高い宣伝効果が期待できます。

自社のプロモーション、商品やサービスの広告などにCG映像を活用したいとお考えなら、newtraceにご相談ください。

newtraceでは、プロモーションや広告に最適なCG制作を行っており、豊富な制作実績があります。
CG映像を活用したプロモーションや広告に興味がある方はお問い合わせページから、お気軽にご相談ください。

\\実績・事例多数!//

お問い合わせはこちら