メタバースを体験できるプラットフォーム8選やその注意点を紹介!
2024.09.05
「メタバースは簡単に体験できる?」
「プラットフォームはどのように選べばいいの?」
と疑問をお持ちの方はいませんか。
近年、メタバースはさまざまなシーンで活用され始めています。
しかし、利用目的によって最適なプラットフォームは異なるので注意が必要です。
今回の記事では、メタバースを体験できるプラットフォームを目的別に紹介します。
メタバースの基礎知識や注意点についても説明するので、ぜひ参考にしてください。メタバースとは
メタバースとは、「インターネット環境に構築された仮想空間」のことです。
メタバースは「メタ(超越)」と「ユニバース(世界)」を組み合わせた造語で、1992年に出版されたSF小説『スノウ・クラッシュ』で初めて使用された言葉とされています。
2021年にFacebook(フェイスブック)が社名を「Meta(メタ)」に変更したこともあり、メタバースは多方面から注目を集めています。
メタバースの基礎知識については、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:メタバースの意味とは?仮想空間でできること、メリット、活用事例、始め方を紹介
メタバースの活用方法
メタバースの活用方法は多岐に渡ります。
主な活用方法として以下のものが挙げられるでしょう。・ショッピング
・イベント
・ライブ
・リモート会議
・LAND(土地)
・婚活
・区役所の相談や手続き
・教育
メタバースのプラットフォームにはさまざまな種類があるため、メタバースの活用方法や目的を明確にした上で、利用するプラットフォームを選ぶことが大切です。
メタバースでイベントを開催するメリットについては、以下の記事で解説しています。
関連記事:メタバースでイベントを開催するメリットとは?事例8選も紹介
【目的別】メタバースを体験できるプラットフォーム一覧
ここでは、メタバースを体験できるプラットフォームを目的別に紹介します。
それぞれの特徴を理解して、利用目的に合うプラットフォームを選びましょう。ゲーム
メタバースでゲームをプレイしたい方には、以下のプラットフォームがおすすめです。
Roblox(ロブロックス)
(引用元:Roblox公式)
Roblox(ロブロックス)とは、MAU(月間のアクティブユーザー数)が2億6千万人以上にも及ぶ世界的なゲーミングプラットフォームです。
David Baszucki(デイビット・バシュッキ)氏とEric Cassel(エリック・カッセル)氏によって開発され、2006年にリリースされました。
脱出ゲームや育成ゲーム、シミュレーションゲーム、ホラーゲームなど、Robloxには多種多様なゲームジャンルが揃っています。
さらに、自分のアバターの着せ替えを楽しめるだけでなく、他のユーザーとコミュニケーションを取ることも可能です。
Robloxについては、以下のページを参照してください。
The Sand box(ザ・サンドボックス)
The Sand box(ザ・サンドボックス)とは、ブロックチェーン・プラットフォームである「Ethereum(イーサリアム)」を基盤にしたゲームプラットフォームです。
香港に拠点を構えるゲームスタジオ「Pixowl(ピックスオール)」によって2012年にリリースされ、2018年にゲーム会社「Animoca Brands(アニモカ・ブランズ)」によって買収されました。
ユーザーはメタバース上でLAND(土地)を購入したり、オリジナルゲームやキャラクターを作成したりできます。
Decentraland(ディセントラランド)
Decentraland(ディセントラランド)とは、ユーザー数が80万人を超えている分散型メタバースプラットフォームです。
2020年2月に非営利団体「Decentraland Foundation(ディセントラランド・ファウンデーション)」によって初版が公開されました。
Decentralandには「MANA(マナ)」と呼ばれる独自仮想通貨があり、土地やアイテムを購入できます。
2022年には「Metaverse Fashion Week(メタバース・ファッション・ウィーク)」が開催され、有名ブランドが参加したことで話題を呼びました。
ビジネス
続いて、ビジネス目的でのメタバース活用を検討している方に向けて、おすすめのプラットフォームを紹介します。
VMVerse(ブイエムバース)
VMVerse(ブイエムバース)とは、BtoBtoC向けに制作されたメタバースプラットフォームです。
バルテス株式会社のグループ会社であるバルテス・モバイルテクノロジー株式会社によって、2023年6月に公開されました。
BtoBtoCとは、企業が個人消費者相手に商売するのを、支援する商売のことです。
具体的には、バーチャルイベントやバーチャルショッピングモールなどを運営することが可能で、展示会やショールーム、住宅展示などにも利用されています。
Stripe(ストライプ)などの外部決済サービスとも連携可能です。
cluster(クラスター)
cluster(クラスター)とは、デスクトップ版、VR版、スマートフォン版の3種類の環境からアクセスできるメタバースプラットフォームです。
2017年2月にクラスター株式会社によってα版がリリースされ、2017年6月に正式版が公開されました。
法人がビジネス利用する場合、クラスター株式会社が要望に応じながら、3DCGでメタバース空間を構築します。
VRゴーグルがなくても利用可能で、初心者にもおすすめのプラットフォームです。
イベント
メタバースでのイベント開催を検討している方には、以下のプラットフォームをおすすめします。
REALITY(リアリティ)
REALITY(リアリティ)とは、全世界ダウンロード数が1,500万にも及ぶコミュニケーションプラットフォームです。
グリー株式会社の完全子会社であるREALITY株式会社が開発を手がけ、2018年8月よりサービスが開始されました。
自分好みのアバターを制作して顔出しすることなく、ライブ配信することが可能です。
視聴者ともテキストやボイスメッセージでコミュニケーションを取ることができます。スマートフォン一つでサービスを利用できるので、初心者にもおすすめのプラットフォームといえるでしょう。
ZIKU(ジクウ)
ZIKU(ジクウ)とは、2020年に設立された株式会社ジクウが展開するメタバースイベントのプラットフォームです。
お茶の水女子大学や神奈川県小田原市、キヤノンマーケティングジャパン株式会社など、さまざまな分野の法人や企業に利用されています。
アバターでブースを訪問したり、説明員とチャットやボイスでコミュニケーションを取ったりすることが可能です。
会期前から会期後までを包括的にサポートしてもらえるため、メタバースで初めてイベントを開催する企業に向いています。
V-expo
V-expoとは、株式会社m-Labが運営するメタバースイベントのプラットフォームです。
採用イベントや社内イベント、学会、入学式、交流会、自治体イベントなど、さまざまなシーンで活用できます。
V-expoでは利用目的に合わせて、以下の開催タイプを選ぶことが可能です。
・交流タイプ
・展示場タイプ
・学会タイプ
・ショップタイプ
・常設タイプ
・オリジナルタイプ
イベント開催に特化したプラットフォームを選びたい方におすすめします。
メタバースを始める際の注意点
メタバースを始めるにあたって、デメリットについても理解する必要があります。
例えば、初期費用や利用料などの「コスト」です。
無料で利用できるプラットフォームもありますが、課金が必要なサービスもあります。さらに、セキュリティリスクについての理解も欠かせません。
ユーザーの個人情報が流出するなどの事態になってしまうと、企業への信頼が損なわれてしまいます。メタバースのデメリットについては、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:メタバースのデメリットや危険性とは?効果的な活用方法も解説
まとめ
今回の記事では、「メタバースを体験したい」という方に向けて、おすすめのプラットフォームを目的別に紹介しました。
プラットフォームを選ぶ際は、メタバースの利用目的を明確にした上で、最適なものを選ぶことが重要です。
初心者の方は制作から運営までをトータルでサポートしてくれるサービスを利用すると良いでしょう。
newtraceは、Robloxを始めとしたプラットフォームでの企画・制作・運用などを手掛けています。
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