CGプログラミングとは?仕事内容やCGエンジニアも徹底解説!
2025.05.21
みなさん、CGプログラミングについてご存知でしょうか。
近年、プログラミングがさまざま場面で活用されていますが、CG作品の制作でも多く用いられています。
今回は、そんなCGプログラミングについて徹底的に解説していきます。
CGプログラミングの概要からそれに関わる他職種、おすすめのプログラミング言語を紹介しています。
CGプログラミングに関心がある方は、ぜひ最後までお読みください。
CGプログラミングとは?
CGプログラミングとは、プログラミング言語やスキルを用いて作成されたCG、コンピューター・グラフィックを指します。
CGは専用のソフトがあるため、必ずしもプログラミング言語やスキルを習得している必要はありませんが、多様な場面で活躍できる人材となることができます。
CGプログラミングを作成する専門家をCGプログラマーといい、CGアニメーションの制作や3Dモデリングなどを行います。
CGプログラマーは、プログラミング言語を用いてCGを作成するためのソフトウェアを開発する必要があるため、複数のプログラミング言語を習得しておかなければなりません。
CGプログラミングに関わる仕事
CGプログラマー以外にCGプログラミングに関わる仕事はあるのでしょうか。
ここではCGエンジニアとCGデザイナーの2つを紹介します。
CGエンジニア
仕事内容
CGエンジニアの主な仕事内容は、CGを作成するシステム自体を開発することです。
具体的には、CGクリエイターなどが実際に使用するソフトウェアの開発からそれらを使用するハードウェアの構築、CG技術に関する研究まで行います。
ソフトウェアを開発して終わりではなく、その保守・ハードウェアの構築、さらには最新のCG技術の研究も幅広く担います。
また、CGエンジニアが開発した専用ソフトを使用して、CGクリエイターやアニメーターが実際のCG映像や作品を作成します。
そのため、CGエンジニア自身がCG作品を作ることは基本的にありません。
CG制作を陰から支えたい方や最新のCG技術に関心がある方には、特におすすめの仕事といえます。
必要な資格、スキル
CGエンジニアに必要な資格・スキルは、まずCGエンジニア検定があります。
CGエンジニア検定は、レベルによって2段階に分かれており、ベーシックの方ではCGやプログラミングに関する基本的なことが問われます。
一方で、エキスパートの方は、出題範囲が広く、かつより専門的な内容まで問われるため、難易度は上がります。
他に必要な資格・スキルとしては、創造力です。
CGエンジニア自身で作品を作成することはありませんが、クリエイティブな仕事に関わるため、創造力は必要不可欠です。
CGデザイナー
仕事内容
CGデザイナーの仕事内容は、専用のソフトウェアを用いて2Dあるいは3DのCG作品を制作することです。
かつては、絵を上手く描くことができれば良いCGデザイナーとされていましたが、近年CGに関する技術が目まぐるしく進化していることに伴い、CGデザイナーの仕事も多岐にわたっています。
例えば、デザイン案を作成することから作品のモデリングから細かな調整、さらにはスクリプト言語を書くなどもCGデザイナーの仕事となりつつあります。
CG作品制作に密に関わりたい方やアイデアを形にするのが得意な方には、特におすすめの仕事といえます。
必要なスキル
CGデザイナーは、絵を描く能力が当然なくてはなりません。
絵を描くことだけが仕事ではなくなってきていますが、デザイン案の作成をする必要があるため、依然として絵を描く能力は高いレベルが求められます。
さらに、いかにリアルにみえるかが重要なポイントなため、人間の動きや体を正しく描写できる能力も必要となります。
他に必要なスキルとしては、数学に関する知識です。
なぜなら、CG、特に3DのCG作品の背景には数学知識があるためです。
直接求められるスキルではないものの、CGに関わるかつモデリングを行う仕事なため、基本的な数学知識は必要となります。
映像・アニメーション制作におすすめの言語
Python
おすすめ言語の1つ目は、Pythonです。
Pythonがおすすめな理由は2つあります。
1点目は、学習しやすいためです。
Pythonは、プログラミング言語の中でも主流のため、スクールや教材が多くあり、学びやすいという特徴があります。
一から学ぶ場合には、容易に学習できることは重要なポイントとなります。
2点目は、プログラミング作成で活用できるツールが多くあるためです。
Pythonのツールの中には、3Dの作品を制作する際に利用できるようなものやCG制作に関連したライブラリが豊富にあります。
その点、CGプログラミング制作時に活用しやすい言語といえます。
JavaScript
2つ目は、JavaScriptです。
JavaScriptは、Webページやサイトの作成に必要不可欠なプログラミング言語ですが、CGプログラミングの観点でもおすすめな言語です。
Python同様、学びやすい言語であることも理由の一つですが、既存のアプリとの相性が良いためです。
PhotoshopやAdobe製品と相性が良いことから、複雑な画像処理が可能になったり、外部ファイルの内容を反映させたりすることができるようになります。
C言語
3つ目は、C言語です。
C言語は、上記2つと比較して難易度は上がりますが、CGプログラミング制作で活用することができる言語の一つです。
C言語は汎用性が高いという特徴があり、一度習得することで多様な場面で活かすことができます。
また「Unity」というゲームエンジンに対応しているため、それを使用している方やメンバーに使用者がいる場合には、特におすすめです。
CG・映像プログラミングのメリット3選
リアルタイムに編集できる
メリット1つ目は、リアルタイムに編集ができる点です。
プログラミングを用いて制作することで、思うようにいかなかったり、途中で変更がでたりした場合でも柔軟に変更することができます。
プログラミング言語を書き換えることで、リアルタイムに変更点が反映されてすぐに確認することができます。
リアルタイムに編集ができることで、複数メンバーとの共同作業もやりやすくなるという利点があります。
細かな作業ができる
2つ目は、細かな作業ができる点です。
先程紹介したメリットと重なる部分がありますが、プログラミング言語を用いることで細かな変更がしやすくなります。
修正したい箇所のみのプログラミング言語を書き換えることで、細かな編集ができるため、意図していない変更などは発生しません。
また、複数のデバイスと組み合わせることができるため、必要な機能に応じて柔軟に制作することが可能となります。
レンダリングを待つ必要がない
3つ目は、レンダリングを待つ必要がないという点です。
レンダリングとは、データを処理することで、画像や映像を表示させることをいいます。
複数のデータを処理することで、複雑な映像なども表示させることができますが、それと同時にラグが発生してしまいます。
しかし、プログラミング言語を用いることで、そのレンダリングを待つ必要がありません。
作業を効率的に進めたい方には、特におすすめといえます。
まとめ
今回は、CGプログラミングについて徹底解説してきました。
CGプログラミングは、専用のソフトウェアではなく、プログラミング言語を用いてCG作品を制作することで、CGプログラマーがそれを担います。
また、CGエンジニアやCGデザイナーもそれぞれの過程において、CGプログラミングに関わっています。
PythonやJavaScriptはおすすめのプログラミング言語ですが、目的や自身のレベルによって使い分けてください。
しかし、独学でCGプログラミングを行うことは簡単ではありません。
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