3DCGとは?CGとの違いや活用事例、作り方を簡単に解説!
2025.03.13
「アニメーションなどで活用されている3DCGとは?」
「3DCGとCGの違いとは?」
と疑問をお持ちの方がいるかもしれません。
3DCGとは、簡単に説明すると「3次元の立体的な映像を作り出す技術」のことです。
アニメーション以外にも広告やゲーム、プロダクトデザインなどで用いられています。
今回の記事では、3DCGの基礎知識をはじめ、活用方法や作り方、活用事例などについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
3DCGとは?簡単に基礎知識を解説
3DCG(Dimensional Computer Graphics)とは、コンピューター上で3次元の立体的な映像や画像を生成する技術のことです。
3DCGでは、「縦」「横」「奥行き」の3方向で仮想空間を構築するため、よりリアルなコンテンツを作り出せます。
アニメーションやゲーム、プロダクトデザイン、広告など、現在3DCGはさまざまなシーンで活用されています。
3DCGを用いた動画については、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:3DCG動画とは?動画の作り方、制作費の相場、制作会社の選び方を解説
3DCGとCGの違い
CG(Computer Graphics)とは、コンピュータ(パソコンなど)を使用して図形や画像を作り出す技術のことです。
CGは大きく「3DCG」と「2DCG」に分けられます。
2DCGはIllustratorやPhotoshopなどのデザインソフトが用いられますが、3DCGはMayaなどの専用ツールを用います。
2DCGと比較すると、3DCGはリアルな描写が可能になるため、表現の幅を広げることが可能です。
3DCGを使って何ができる?活用方法を紹介
ここでは、3DCGの具体的な活用方法を紹介します。
広告
3DCGを活用して、視覚的にインパクトのある広告を打ち出せます。
具体的な広告の種類は以下の通りです。
- ・テレビCM
- ・インターネットの動画広告
- ・屋外ビジョン広告
- ・AR技術を活用した広告
- ・VR技術を活用した広告
ARやVRなどの最新技術を用いた広告は、仮想空間を利用してユーザーに疑似体験をしてもらうことも可能です。
newtraceは、3DCGを活用した広告の制作実績が数多くあります。
YouTubeに掲載する動画広告や屋外広告など、ご希望に応じた広告を提案させていただきますので、ぜひご相談ください。
CAD
CAD(Computer Aided Design:コンピュータ支援設計)とは、コンピューターを用いて製図するためのツールのことです。
CADは大きく「2DCAD」と「3DCAD」に種類分けすることが可能で、後者は3DCGの技術を活用した表現方法となります。
CADは主に製造業界や建築業界、インテリア業界などで用いられるツールで、3DCG技術を活用することで、製図データをよりリアルに表現できるようになります。
CADの詳細については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご確認ください。
関連記事:CADデータとは?活用している業界やメリットを徹底解説!
ゲーム
3DCGはゲームにも広く活用されている技術です。
1970年代前半から3DCGを用いた迷路ゲームが海外で注目され始め、次第に日本にも普及していきました。
例えば、大人気ゲームの「ファイナルファンタジー」や「ゼルダの伝説」などにも3DCGが使われています。
ゲーム上の仮想空間やキャラクターを3次元で表現することで、臨場感のあるゲーム体験が可能になります。
アニメーション
現在、3DCGはアニメーション業界にとって欠かせない技術となりつつあります。
3Dオブジェクトをモデリング・レンダリングして制作するため、現実世界の動きに近い表現が可能になるためです。
例えば、大人気コミック「SLAM DUNK(スラムダンク)」のアニメでは、バスケットボールの試合をリアルに描写するために、3DCGの技術が用いられています。
他にも、動きが激しい戦闘シーンなどでは、3DCGを用いることで臨場感を演出できます。
映画・テレビ
アニメーション以外にも、映画・テレビでも3DCGが用いられています。
例えば、2次元では表現しにくいSFやファンタジーなどの映画・ドラマでは、3DCGの技術が一躍を担っているようです。
3DCGを用いた映像は、その場にいるような感覚をもたらすため、視聴者に大きな感動を与えることができます。
建築
建築業界では、3DCGが設計から建設までのプロセスで広く活用されています。
奥行きまで表現できる3DCGを用いることで、現実世界の建築物に近いイメージを事前に確認できるためです。
さらに、地震や台風などの災害に対するシミュレーションも可能になります。
3DCGにVR技術を組み合わせれば、建築前の建物内を歩き回ることも可能です。
プロダクトデザイン
3DCGを活用したプロダクトデザインも注目を集めています。
プロダクトをデザインする過程で3DCGを用いれば、プロダクトの仕上がりをイメージしやすいためです。
設計段階でフィードバックや修正等も行えるため、プロダクトデザインの制作スピードを上げることも可能でしょう。
VR・ARアプリ
VRは「仮想現実」、ARは「拡張現実」のことです。
VR・ARと3DCGの技術も融合させれば、仮想空間をよりリアルに表現できます。
ユーザーはよりリアルな疑似体験ができるようになり、没入感が向上します。
3DCGの作り方
それでは、3DCGはどのように制作できるのでしょうか?
以下で主な作り方を紹介します。
自社で制作する
1つ目の3DCG制作方法として「自社制作」が挙げられます。
自社にデザイナーがいる場合や、スタッフのノウハウやスキルを向上させたい場合などは、自社制作を選ぶと良いでしょう。
自社制作では外注費用を抑えられるだけでなく、コミュニケーションも綿密に行えるため、スピード感を持って制作を進められます。
しかし、社内にスキルが不足している場合は育成に時間がかかるため、外部に制作依頼することをおすすめします。
個人クリエイターに依頼する
2つ目の3DCG制作方法は、「個人クリエイター」に依頼する方法です。
フリーランスとして活動しているクリエイターを活用して、3DCGの制作を進めます。
デザイナー会社で経験を積んだ後に独立した、スキルが豊富なフリーランスも多いです。
制作会社に依頼するよりもコストを抑えられる可能性があります。
一方で、サポート範囲が限られていたり、最適な人材の選定に時間がかかったりする点が懸念されるでしょう。
制作会社に依頼する
3つ目の3DCG制作方法は、「制作会社」に依頼する方法です。
制作会社を利用する場合、外注費用が高額になりやすいですが、高水準のクオリティを期待できます。
ただし、制作会社によってコストや実績が大きく異なるため、慎重に選定を行うことが大切です。
newtraceは3DCGの制作を支援しています。
バーチャルショールームや広告、3Dモデルデータなど、ご希望に沿って幅広く対応していますので、ぜひ一度ご相談ください。
3DCGの活用事例
ここでは、3DCGの活用事例を紹介します。
インテリアブランドENEN:家具のバーチャルストア
最初に紹介する事例は、インテリアブランド「ENEN(エネン)」が展開している家具のバーチャルストアです。
ENENは、コンテンツ拡充を目指して、3DCGを活用した家具のバーチャルストアをオープンしました。
ユーザーは、豊富なコーディネートルームからお好みのデザインを選択できます。
リビングルームやダイニングルーム、LDなど、シーン別にルームコーディネートを見ることも可能です。
ユーザーは部屋に家具を置いた様子をイメージできるため、安心してオンラインで家具を購入できます。
三重県:三重県ものづくり企業バーチャル展示会
続いての事例は、三重県庁が実施した「三重県ものづくり企業バーチャル展示会」です。
三重県庁は、県内のモノづくり中小企業が自社技術・製品を展示するイベントをオンラインで開催しました。
事前登録なしでどこからでも参加できるなど、参加者が来場しやすいような仕組みを実現。
さらに、お問い合わせ機能を設けることで、商談のきっかけとなる工夫も取り入れました。
参考:三重県ものづくり企業バーチャル展示会【360 SPACE】
まとめ
今回の記事では、3DCGの基礎知識をはじめ、活用方法や作り方、活用事例などについて解説しました。
3DCGはアニメーションやゲーム、マーケティング・広告などで幅広く活用されています。
より豊かな表現が可能になるため、興味がある方はぜひ3DCGのご活用を検討ください。
newtraceは、広告用CG、CGプロモーション、CC制作などをサポートしています。
制作会社をお探しの方は、ぜひお問い合わせください。